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Pious Bird Of Good Omen / Fleetwood Mac [一家に一枚の音盤]

Pious Bird Of Good Omen / Fleetwood Mac

Pious Bird Of Good Omen.jpg

01. Need Your Love So Bad
02. Coming Home
03. Rambling Pony
04. The Big Boat
05. I Believe My Time Ain't Long
06. The Sun Is Shining
07. Albatross
08. Black Magic Woman
09. Just The Blues - with Eddy Boyd
10. Jigsaw Puzzle Blues
11. Looking For Somebody
12. Stop Messin' Around

【一家に一枚の音盤】ではベスト盤は掲載しない方針なんですが、今時にBluesを
聴いてくれる方も非常に僅かなので、初期 Fleetwood Mac の良さを知って頂くために
敢てお勧めする次第であります。
当時は本国イギリスとアメリカでは盤を変えて出すのが流行っていて、この盤も基本
2nd Album 「English Rose」から多く採譜されています。

初期 FleetwoodMac は、まさにリーダー兼ギタリストの Peter Green の才能による
British Blues Band と申せましょう。
SANTANA のヒットで有名な、08.Black Magic Woman も彼の作品ですし、原曲の渋い
ギター・フレイズとボーカルには堪らないものがあります。

ギターが3人もいる変則的な編成ですが、翁は Jeremy Spencer のスライド・ギターが
割とうざくて好きではありません。 Peter Green だけの方がいいですな。

インストのヒット曲、07.Albatross。
そして本盤のハイライト、01.Need Your Love So Bad。

清廉なはずの尼僧が妊娠しているという奇怪なジャケットとは裏腹に、正統なBluesを
堪能させてくれます。 この辺りはプロデューサーの Mike Vernon の手腕もあるかな
という所です(Savoy Brown とか当時の英国Bluesシーンでは彼のプロデュースは多い)。

Peter Green がヤク中となり脱退後、John McVie(Bass)を中心に後期のPOPなMacと
化していく訳ですが、バンド名が同一なだけでこれはまるで別物。
ただしセールス的にも成功したのは後期ですが・・・(後期は別の良さがあるんだけどね)

気に入って頂けた方には、幻の音源と言われた「Live In Boston」もお勧めしておきます。

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Malo / Malo [一家に一枚の音盤]

Malo / Malo

Malo.jpg

01. Pana
02. Just Say Goodbye
03. Cafe
04. Nena
05. Suavecito
06. Peace

梅雨も明けて暑さにうだる毎日ですな・・・
さて今回ご紹介する盤は正に夏向き、情熱のラテン音楽 Malo であります。

Malo が有名になったのは、ギターがあの SANTANA の実弟、Jorge Santana だったから。
若年の彼を支えるのは、Coke Escovedo (Percussion) 他のメンバー。
ただし音楽性は兄貴の SANTANA と違いもっとラテン色が強いものです。

LP盤では、01~03がA面、04~06がB面。
面白いことに曲調がサイドA・Bほぼ同じで、1曲目がラテン色の強いゴキゲンな曲、
2曲目が静かでドラマチックな曲、3曲目がロック色の強いハードな曲の構成になっています。

01.Pana、04.Nena あたりは、陽の盛りに聴いて頂きたいノリノリの曲。
陽が沈み始めたら、02.Just Say Goodbye、05.Suavecito あたりの甘くゆったりした曲。
夜になったら狂乱の 03.Cafe、06.Peace と言ったところ。

ちなみに「Malo」 とは、ホーン・セクションが♪Baaadooo・・・♪と鳴るところから
英語「Bad」をスペイン語にした「Malo」だそうです。
ジャケットもマヤやアステカを連想させる美しいもの。

SANTANA の弟分みたいに語られる Malo ですが、ラテン・ロックの名盤の1枚として
挙げておきたいと思います。

【追 記】
長いこと廃盤だった Malo の2nd 「DOS」がCDで再発されています。
01.Momotombo カッコいいですな~、Maloファンは急いで入手しませう。

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Blue Matter / Savoy Brown [一家に一枚の音盤]

Blue Matter / Savoy Brown

Blue_Matter.jpg

01. Train To Nowhere
02. Tolling Bells
03. She's Got A Ring In His Nose And A Ring On Her Hand
04. Vicksburg Blues
05. Don't Turn Me From Your Door
06. Grits Ain't Groceries
07. May Be Wrong
08. Louisiana Blues
09. It Hurts Me Too

Savoy Brown の3rd Album。
A面スタジオ、B面(07~09)ライブの変則アルバム。

ライブ当日にボーカルの Chris Youlden が風邪のため、急遽サイドギターの Lonesome Dave
がボーカルを務めたライブ・サイドが迫真の演奏であります。

Chris Youlden のボーカルはスタジオ盤で聴いて頂ければ判るようにバーで演奏するようなスタイル
なのに対して、Lonesome Dave のスタイルは正にハード・ブルースという感じで気迫があります。
「Lonesome Dave」と聞いてハテ?と思われた方は正解、後の Foght のリーダー兼ボーカリスト。
ある意味この盤が「Foght」の出発点でもあります。

ライブ面での Kim Simmonds のギターがまた泣かせます。
多分彼もハード・ブルース志向だっのかと思われますが、スタジオ面と違い迫真の演奏は感動的。
当時の英国でのブルース・ブームの中でも屈指の一枚でありますな。
特に 08.Louisiana Blues は最高です。

ジャケットのデザインも秀逸。 翁的にお気に入りの一枚です。

【追 記】
7月に来日するんですね。 ただし、後期はBoogie色が強くあまりブルースではありませんが。

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