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Physical Graffiti / Led Zeppelin [一家に一枚の音盤]

Physical Graffiti / Led Zeppelin

Physical Graffiti.jpg

01. Custard Pie
02. Rover
03. In My Time Of Dying
04. Houses Of The Holy
05. Trampled Underfoot
06. Kashimir
07. In The Light
08. Bron-Yr-Aur
09. Down By The Seaside
10. Ten Years Gone
11. Night Flight
12. Wanton Song
13. Boogie With Stu
14. Black Country Woman
15. Sick Again

Led Zeppelin 6th Album。 スタジオ録音では唯一の2枚組。
女子流の記事でZepのことに触れたので、今回書いてみたいと思います。
ちなみに発表当時のLP盤では、01~03がA面、04~06がB面、07~10がC面、
11以降の残りがD面となっています。

Led Zeppelin と言えば「Stairway To Heaven(邦題:天国への階段)」。
この曲が収録されている4th Albumをベストに推す方も多いでしょう。
勿論、4thも素晴らしいAlbumです。 3rdでアコースティックな音楽を
大胆に取り入れ、1st~3rdまでの音楽の集大成が4thであると思います。

しかしZepは歩みを止めずに、次の5th Album「Houses Of The Holy」では、
レゲエやプログレッシブにまで手を染め、自己レーペル「Swan Song」を設立。
メンバーの士気も高かったのでしょうが、この6th Album「Physical Graffiti」
で正に Led Zeppelin としての音楽の完成を見たと、翁は思っています。

2ndの頃のハード・ロックを彷彿とさせる、01.Custard Pie から始まり、
03.In My Time Of Dying、06.Kashimir 等の大作も目白押し。
D面はアウト・テイクの曲が多く、やや散漫な仕上がり。

で、このAlbumの一番の聴き所は07から始まるC面であると断言してしまいます!!

宗教的な歌詞と相まって、プログレッシブさを感じさせる07.In The Light。
そして翁がZepの完成形と確信する、10.Ten Years Gone。

ギターを被せてはいるものの、早弾きなどではなく、あくまで曲との調和を優先した、
渋く洗練されたスタイル。 ギター・ボーカル・ベース・ドラムとどれを取っても
Zep以外の何者でもないにも関わらず、しかもROCKと言う名で括るには明らかに
異質な要素を含む楽曲群。 この4人のメンバーだからこそ到達出来たであろう、
至高の音楽空間がここにあります。

翁的にはこのAlbumでZepは終わっています。
Robert Plant の事故で製作が危ぶまれた、7th「Presence」はハード路線に回帰
したような部分もありますが、何かリハビリを兼ねた製作のように聴こえて仕方が
ありません。 以降、Zepも勢いを失っていくような感じがあります。

とまれ、ロック黎明期の12年間にしか満たない活動でありながらも、
混沌としたROCK界の大空に未だに浮かび続ける不沈の飛行船なのであります。

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