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Astral Weeks / Van Morrison [一家に一枚の音盤]

Astral Weeks / Van Morrison

Astral Weeks.jpg

【In The Begining】
01. Astral Weeks
02. Beside You
03. Sweet Thing
04. Cyprus Avenue
【Afterwords】
05. The Way Young Lovers Do
06. Madame George
07. Ballerina
08. Slim Slow Slider

Bangレーベルの恩師急逝で、Warner Brosへの移籍第一作。

Richard Davis (Bass) ⇒ Eric Dolphyのバック
Connie Kay (Drums) ⇒ MJQ
ジャズ畑のリズム陣をバックにモリソンがギターを掻き鳴らす。
全編がアコースティックな楽曲。

本人は「出来るだけロックから離れたかった」という音盤が、
評論家からは「これぞロック」と賞賛され本人も苦笑したらしい。

04.Cyprus Avenueや06.Madame Georgeを推す方も多いですが、本編の聴きどころは
やはり01.Astral Weeksと03.Sweet Thingでしょう。
響きわたるベースとドラムの上をモリソンの歌とギターが炸裂。
元々こもったような粘っこい歌い方の上、ほとんど即興で歌っているかのような作品群。
(LPには歌詞カードも付いていたが、ほとんど出鱈目で合ってないし)
その中で、「misty wet」というフレーズが何度も出て来て印象に残ります。
8時間づつ2日間で録音されたというのも納得。

シャイでステージ嫌いのモリソンですが、爺となってからは少し精神も太くなったらしく、
Hollywood Bawlでのライブも出ています。題名はAstral Weeksとこれまた一緒。

今はCDなので全曲繋がっていますが、LP時代は05.The Way Young Lovers Doから
はB面。 各面に題名も付いていたので併せて記載しておきます。

これはロックなのか言われると困りますが、少なくともモリスンの本作品群へ向けて
放たれている熱気のようなものは、明らかにロックだと断言出来ると思います。
そういう意味では評論家達の発言もあながち間違っていたとは思われません。
ロックの意義を、8ビートの音楽から精神的なものに昇華させた、または気付かせた
アルバムとして、その価値は永遠です。

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