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Citizen Khin / Greg Khin [一家に一枚の音盤]

Citizen Khin / Greg Khin

Citizen_Kihn.jpg

01. I'm In Love Again
02. Go Back
03. Lucky
04. Whenever
05. Privacy
06. Free Country
07. They Rock By Night
08. Boys Won't
09. Imitation Love
10. Temper Temper
11. Good Life

明けましておめでとうございます。
今年も言いたい放題の爺のBlogに、宜しくお付き合いの程お願い致します。

MTV華やかりし頃、「Jeopardy」なる曲が流行ったのを覚えておいででしょうか?
結婚式に臨む新郎(Khin 本人)が、現実と悪夢のような幻想の間を揺れ動く内容のPVで、
ギターを手にゾンビと戦い、最後は美人の奥さんを手にするという他愛のないPV。
これが売れたせいで、続編と続々編と3部作構成になっているというのも御愛嬌。

・Jeopardy (Kihnspiracy : 1983)
・Reunited (Kihntagious : 1984)
・Lucky (Citizen Kihn : 1985)

それぞれ一曲のPVで1枚づつ盤を出しているのも商売上手ってもんですな。(笑
「Kihnspiracy」と「Kihntagious」は、Greg Khin Band 名義なんですが、
何故か当盤は Greg Khin のソロ名義となっています。

PVでは結婚に対する恐れに打ち勝ち美人の妻を貰った(Jeopardy)のはいいが、
美人の妻はデブの恐ろしいオバタリアンと化し(Reunited)、家を飛び出した挙句に
やっと優しくこれまた美しい女性と巡り会う(Lucky)というお話。

当盤も含めてAlbumとしてみれば、売れた曲以外は大したことなくて(しかも一曲)
名盤とはとても言えませんが、Greg Khin の人柄とか好みの音楽とかが、朴訥として
心に響きます。

例に漏れず、03.Lucky が最大の聴きどころ。

"Games, I never used to play. Cause everytime I'd lose."
(ゲームはしない、負けてばかりだったから・・・)

と、歌い始まるこの曲は「禍福は糾える縄の如し」という格言をそのままに、
人生の悲哀と喜びを伝えてくれると言ったら言い過ぎですかね。(笑

ヘビィなベース音と好対照なペラペラのギター・サウンド。
Khin の朴訥として噛み締めるような唄いっ振り。
まるで手抜きのようなチープなPVの作り。
けれども聴いていると何となくほのぼのとリラックスしてくる心地良さ。
しかも何気にダンサブル。
Youtube にPVが残っていますので、是非ご覧頂ければと思います。

この曲は信じられないことにマキシ・シングル(LP盤の大きさのシングル)まで出ています。
日本でも売ってたんだよ。 でも、輸入版をそのままパッケージしたみたいなこれまた
チープな物でした。(それがまた Greg Khin らしい)

紹介しておいて失礼な話ですが、当盤は現在のところ廃盤です。
「Kihnsolidation」というベスト盤でPVの全3曲を聴くことが出来ます。

"I almost lost it all. And then I, I got lucky. Ooh, I got lucky."
この曲のように皆さまが今年1年幸せでありますように。

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