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LIVE / Colosseum [一家に一枚の音盤]

LIVE / Colosseum

Colosseum.jpg

01. Rope Ladder To The Moon
02. Walking In The Park
03. Skellington
04. Tanglewood '63
05. Encore・・・Stormy Monday Blues
06. Lost Angeles

Colosseumとしての最終盤、しかもライブ。

解散後のメンバーの動向
Chris Farlowe (Vocals) ⇒ Atomic Rooster
Dave "Clem" Clempson (Guitar) ⇒ Humble Pie
Mark Clarke (Bass) ⇒ Uriah Heep
Dave Greenslade (Organ) ⇒ Greenslade(自己のバンド結成)
Jon Hiseman (Drums) ⇒ Tempest(自己のバンド結成)
Dick Heckstall-smith (Sax) ⇒ ソロ

リーダーでもあるJon Hisemanが、New Jazz Orchestraとのセッションを重ね、
ColosseumがBig Band Jazz形態のコンパクト化を志向していたことは、
02.Walking In The Park、04.Tanglewood '63、あたりをお聴き頂きたい。

コンパクト化のために、
Jon Hiseman (Drums)のツインバスドラ化、
Dave Greenslade (Organ)のキーボードと鉄琴(Vibraphone)の併用、
Dick Heckstall-smith (Sax)のサックスの2本同時吹き等、
後のバンド・スタイルに影響を与えたであろう構成も、一つの楽器が尖出するのでなく、
重層的な音の積み重ねがこのバンドの最大のポイントでしょう。

01.Rope Ladder To The Moonは、CreamのJack Bruceの作品。
Jack Bruceのオリジナルではアコースティックで幻想的な曲を大胆に解釈し直し、
ハードな曲に仕立て直したこのバンドの力量はやはり大したものです。
この時のJack Bruceの感想を聞いてみたい。
Creamで本当にやりたかった音なのではないか思われます。

06.Lost Angelesでは、既にバンドの解散を予期したかの如く壮絶なプレイを展開!!
Chris Farloweのボーカルが最高で、彼のベスト・テイクの1つと思います。
他のメンバーもFarloweに負けず劣らず熱い演奏を繰りひろげ、全編に漲る緊張感と
スピード感、そして重厚なサウンドはまさにロックの醍醐味を感じさせてくれます。
後半はダルな部分もありますが、この時代の趨勢でもありご愛嬌。

後にJon HisemanはGary Moore (Guiter)と組み、ColosseumIIというバンドで
何枚か出していますが、こちらはJazzをベースとしながらもクロスオーバーサウンドです。
(Gary Mooreがいるので何分ハードなクロスオーバーですが・・・)

Jazz Rockの金字塔として、また屈指のライブ作品として、名盤であります。

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sat0204

一曲目のRope ladder・・の緊張感は凄い物がありまねよね。
熱気というか、テクニック以前にとても熱い物を感じます。

確か、どこかの大学でのLIVEアルバムですよね。

ジョン・ハイズマンのドラムがまたいいんだな。
大曲ばかりのアルバムだけど、この時代のサウンドというか音というか、ハモンドオルガンが好きな人には聞いて欲しいアルバムですね。

コロシアム2も結構、好きです。
by sat0204 (2012-11-13 18:40) 

Kinsaku

この時代の音楽は熱いのぅ~

Live at Manchester University. March 1971

今のはすごいんだけど何か人工的、クールすぎてな・・・
クールはいいんだけど、中は熱いみたいなのがほしいですな。

by Kinsaku (2012-11-13 19:40) 

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