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Caravanserai / SANTANA [一家に一枚の音盤]

Caravanserai / SANTANA

Caravanserai.jpg

01. Eternal Caravan Of Reincarnation
02. Waves Within
03. Look Up (To See What's Coming Down)
04. Just In Time To See The Sun
05. Song Of The Wind
06. All The Love Of The Universe
07. Future Primitive
08. Stone Flower
09. La Fuente Del Ritmo
10. Every Step Of The Way

ラテン色の強い恍惚としたサウンドが売りであったサンタナが、
メンバーを一新して発表した4作目。

既に宗教色に染まった内容であることがジャケットからも伺えます。
John McClaughlinとの交友の影響もあると思いますが、
(彼との共同作品は本作の翌年に発表されています)
歌が入っているのはわずか数曲で、全体としてプログレッシブな
インストゥルメンタル作品となっています。

メンバーを一新とありますが、旧メンバーもかなり参加しています。
(新バンド自体のオリジナルメンバーはサンタナを含めて3人のみ)
すごいのは新加入のベーシストDouglas Rauchで、このアルバムの白眉とも言える、
06.All The Love Of The Universeでのプレイです。

この曲は2人のベース奏者がおり、導入部のウッドベースはTom Rutleyが弾いていますが、
Rauchのエレクトリックパートになると、ビシビシとチョッパーを決め、
(発売当時、チョッパーという奏法も呼び名も殆ど知られていなかったと思います)
後半のSANTANA、Neal Schonがリードをとるギタープレイの裏で、ベースラインと
思われぬメロディラインを弾き出しています。

Gregg Rolie(脱退組)のオルガンも健在、Michael Shrieve(こちらは残留組)のドラムと、
新加入James Mingo Lewisのパーカッション、恍惚とさせる部分をうまく残しながらも、
ラテンの枠を越え、高く飛翔したサンタナミュージックを堪能させてくれます。

数あるサンタナのアルバムですが、本作が最高傑作と呼んで差し支えないでしょう。

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コメント 2

sat0204

santanaは初期のラテンの頃と後期のジャズ(クロスオーバー)の時代がありますが、私は、このキャラバンサライ、ウエルカムの頃のsantanaが好きです。
ダグローチのベースが格好いいですよね~。
名盤です。
by sat0204 (2012-10-07 09:07) 

Kinsaku

後半のSANTANAは、何か取り得のないバンドと化しちまったな。
「Black Magic Woman」もFleetwood Macの方がいいよ。
Fleetwood Macについてはそのうち掲載します。
by Kinsaku (2012-10-07 17:03) 

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